
1. はじめに
柴犬は日本を代表する犬種であり、その愛らしい見た目と日本犬らしい性格から多くの人に愛されています。しかし、「柴犬は頑固」「ツンデレな性格」といったイメージを持っている人も多いでしょう。この記事では、柴犬の基本的な性格や、飼い主として知っておきたいポイントについて詳しく解説します。柴犬の魅力を理解し、より良い関係を築くための参考にしてください。

2. 柴犬の基本的な性格
① 独立心が強い
柴犬は自立心が強い犬種です。他の犬種のように常に飼い主の後をついて回るタイプではなく、自分のペースで行動することを好みます。指示に従うよりも「自分で考えて行動する」ことが多く、ときには飼い主の命令を無視することもあります。実際には命令の意味はわかっているけど「それ今やる必要ある?」みたいな感じで聞いていないふりをしていることが多いです。そのため、しつけには根気が必要ですが、一度信頼関係を築くと、飼い主に忠実な良きパートナーになります。「成果報酬型」の子が多いので、しつけにはその子が大好きなおやつを用意すると良いでしょう。
② 忠誠心が強い
柴犬は一度心を開いた相手には非常に忠誠心が強い犬種です。飼い主に対して深い愛情を持ち、家族には従順になります。しかし、初対面の人には警戒心を持ちやすいため、慣れるまで時間がかかることもあります。柴犬と信頼関係を築くには、焦らずじっくりと接することが大切です。子犬の社会化期を上手に利用すれば新しいお家でスムーズに信頼関係を築くことができます。
③ 警戒心が強い
柴犬は番犬としての資質を持ち、不審な物音や見知らぬ人に対して敏感に反応します。この警戒心の強さは、家を守る上ではメリットですが、過度に警戒しすぎると吠え癖がつくこともあります。子犬のうちからしっかりと社会化を行い、様々な人や環境に慣れさせることが重要です。
④ 頑固でマイペース
「柴犬は頑固」と言われることが多いですが、実際にしつけをしていると「なぜこんなに言うことを聞かないの?」と思う場面もあるでしょう。一度「イヤ」と思うと、なかなか動かないのが柴犬の特徴です。だからこそ、無理強いせず、楽しみながらトレーニングをすることがポイントになります。1回のトレーニングは長くても5分程度に抑えて、毎日のスキンシップで楽しみながらトレーニングを行いましょう。うまくいったことはおやつをあげて褒めまくると良いです。
⑤ 遊び好きでエネルギッシュ
柴犬は運動量が多く、元気いっぱいな犬です。散歩や遊びが大好きで、体を動かすことでストレスを発散します。退屈するとイタズラをしてしまうこともあるため、十分な運動時間を確保し、適切にエネルギーを発散させることが大切です。おもちゃは何種類か用意して飽きないように適宜ローテーションして遊ばせてあげましょう。
⑥ ツンデレな一面も
柴犬は甘えん坊な一面もありますが、「甘えたいときは甘える、気分が乗らないときはそっけない」というツンデレな性格を持っています。だからこそ、飼い主に甘えてくれる瞬間は格別に愛おしく感じられるでしょう。
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3. 柴犬の性格を理解して上手に付き合うコツ
- 無理に構わず、柴犬のペースを尊重する
柴犬は自由気ままな性格なので、無理にベタベタすると嫌がることがあります。適度な距離感を大切にしましょう。 - しつけは一貫性を持ち、コツコツ行う
頑固な性格だからこそ、一貫性のあるしつけが必要です。ルールを決めて、家族全員で統一することが大切です。 - 信頼関係を築くことが何より重要
柴犬は信頼した相手には心を開きます。焦らずじっくり向き合い、安心できる存在であることを示しましょう。 - 社会化をしっかり行い、警戒心を和らげる
子犬のうちからさまざまな経験をさせることで、警戒心が和らぎ、フレンドリーな性格に育ちます。

4. まとめ
柴犬は独立心が強く、忠誠心のある犬ですが、頑固でマイペースな一面も持っています。しつけには時間がかかるかもしれませんが、一度信頼関係を築けば、最高のパートナーになってくれます。柴犬の性格を理解し、楽しく暮らしていきましょう!武蔵照陽荘では巣立つまでの間に親犬や子犬同士の触れ合いで上下関係や力加減を学んだり、体を触られることに慣れさせるトレーニングなどを行っています。このため新しいお家の環境やしつけに比較的スムーズに順応することができます。