
1. はじめに
柴犬は日本犬の中でも特に人気が高く、凛とした姿と素朴な魅力で多くの人の心をつかんでいます。しかし、柴犬は個性的な性格を持つ犬種でもあり、特に初めて飼う方にとっては「飼いにくい犬種なのでは?」と感じることも少なくありません。
また、柴犬はオスとメスで性格に違いがあるため、性別の特徴を理解した上で自分のライフスタイルに合った子を迎えることが、より良い関係づくりの鍵になります。
この記事では、柴犬の基本的な性格と、オス・メスそれぞれの傾向についてわかりやすく解説します。理想のパートナー選びの参考にしてください。

2. 柴犬の基本的な性格
① 自立心が強く、マイペース
柴犬は「自分の意思で動きたい」と思う気質が強く、他の犬種のように常に指示を待つタイプではありません。気分が乗らないと飼い主の呼びかけにも反応しないことがありますが、それも柴犬らしい魅力のひとつ。無理に構わず、尊重して接することで、少しずつ信頼関係が築かれていきます。
② 忠誠心が強く、家族を大切にする
一度信頼した相手にはとても忠実で、家族に対しては深い愛情を注ぎます。見知らぬ人や他の犬には警戒心を示すことがありますが、家族には従順で、そっと寄り添ってくれる頼もしい存在になります。
③ 警戒心が強く、慎重な性格
柴犬は見知らぬ人や環境に対して慎重に接します。これは本来の日本犬としての性質でもあり、番犬としての素質を持っています。過度な警戒心を防ぐためには、子犬のうちから人や音、環境に慣らす「社会化トレーニング」が非常に重要です。武蔵照陽荘では子犬とのスキンシップを大切にしてどこを触られても嫌がりにくいようにトレーニングをしています。また、24時間生活を共にしているので家の環境音にも慣れた状態でお迎えいだだけます。
④ ツンデレな一面も魅力
柴犬は「甘えたいときは自分から来る」タイプ。気分が乗らないときはあっさり離れていきますが、その分、ふと甘えてくれる瞬間は格別な喜びになります。追いすぎず、信頼関係を大切にすることで、心の距離がぐっと縮まります。
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3. オスとメスの違い
精神的に落ち着きが出てくる3歳ごろからの性格の違いです。子犬の時は性別関係なく元気いっぱいな子が多いです。またその子の性格による差があるので、あくまでも参考としてみてください。
① オスの柴犬の特徴
- 活発で遊び好き:遊びモードになると活発でやんちゃな性格。
- 甘えん坊な一面:飼い主に甘える子が多く、スキンシップが大好き。
- 縄張り意識が強い:マーキングや警戒吠えをすることもあり、その子にあった環境づくりが大切。
② メスの柴犬の特徴
- 落ち着きがあり、冷静:比較的冷静な性格。我が強い子は気に入らないことがあると拒否モードになることも。
- ツンデレ傾向が強め:甘える時と一人でいたい時の差が比較的はっきりしています。
- ホルモンの影響を受けやすい:発情期に性格が不安定になる場合があります。

4. 柴犬との暮らしを楽しむコツ
- 性格を尊重することが信頼のカギ
無理に構うのではなく、柴犬のペースに合わせた接し方が大切です。適度な距離感を保ちながら見守ることで、柴犬は少しずつ心を開いてくれます。 - しつけは一貫性を持って丁寧に
柴犬は賢く、ルールを理解する力がありますが、納得しないと動かない頑固さもあります。ご褒美を活用した前向きなしつけが効果的です。コマンドなどは家族で統一して、褒めるしつけを心がけましょう。

5. まとめ
柴犬は、独立心と忠誠心をあわせ持った、日本犬らしい気質を残す魅力的な犬種です。オスとメスそれぞれに異なる個性があり、自分の生活スタイルに合ったパートナーを選ぶことが、幸せな柴犬ライフの第一歩となります。
しっかりと性格を理解し信頼関係を育んでいけば、柴犬は一生のパートナーになってくれます。
武蔵照陽荘ではお迎え後もアフターフォーローのLINEで飼い方のアドバイスを受けられるので安心してお迎えいただけます。